メジャーよりも日本球界を選択か 田中将大らの元同僚投手が日本球界でのプレーを検討
日本行きを見据えるカプアーノに現地メディアも注目
日米野球に参加したカプアーノはプロ野球80周年記念試合となった阪神・巨人連合チーム、侍ジャパンとのシリーズ第4戦の2試合で好投。両試合で勝利投手となった。
カプアーノの日本行きを匂わす発言はニューヨークでも波紋を呼んでいる。地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」は「ヤンキースで昨年投げたクリス・カプアーノが日本行きを熟考する」との見出しで特集。「ヤンキースは7月にロッキーズから獲得後、カプアーノの活躍を気に入っていた。だが、FA左腕との再契約を求めるなら、日本プロ野球との競争に直面するかもしれない」と指摘。11月初旬には同紙をはじめ複数メディアがヤンキースがカプアーノを獲得候補にリストアップしていると報じていただけに、カプアーノの発言は注目を浴びている。
また、記事では来日中のカプアーノのコメントも紹介し、本人と夫人が日本を愛していること、日本食や文化、日本の野球のスタイルを気に入っていることを伝えている。さらにカプアーノは今季ヤンキースでともにプレーした黒田博樹投手やイチロー外野手のプロ意識の高さにも敬意を表しているという。
多くの野球人が憧れるピンストライプの名門から必要とされながらも、日本プロ野球に挑戦する可能性があるカプアーノ。日本球界でのプレーは実現するのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count