イチローは新たな歴史を刻めるか 米野球専門データサイトが来季の打者成績を予想
青木はWSに出場した今季以上の成績に?
現在、ヤンキースをフリーエージェント(FA)となったイチローは出場機会を求めて来季の所属先を探している段階。今後はその去就だけでなく、新天地で過去の偉業にどこまで迫ることができるのかも見逃せない。メジャー通算3000本安打まで156本、そしてピート・ローズが保持する歴代最多安打(4256本)までは日米通算で残り134本まで迫っており、この予想以上の活躍を期待したいところだ。
また今季、ロイヤルズのワールドシリーズ(WS)進出に大きく貢献した青木宣親外野手の予想は、148安打で打率2割7分9厘、6本塁打、44打点と算出された。打率こそ今季(2割8分5厘)より低いが、安打数(140本)、本塁打(1本)、打点(43)は来季の方が上と見られている。
三振は594打席でわずかに54個との予想。三振率の低さは今年まで3年連続でメジャートップクラスの数値を記録しており、来季も打ち取りづらいバッターとして恐れられることになりそうだ。さらに、予想される出塁率3割4分3厘は打率より6分4厘も上と優秀な数字で、青木の武器はメジャーでもすっかり定着している。
複数の米メディアはFAとなった青木を「お買い得選手」のランキングで上位に選出しており、レッズを初めとして多くの球団が獲得に動いている。ロイヤルズでは試合終盤に代走や守備固めを送られる試合も多かっただけに、フル出場できるチームに行けば、安打数は予想値よりも上積みが期待できる。本人が目標に掲げる打率3割も、青木の能力ならば十分に可能な数字だ。今オフ屈指の人気者となりつつある男は来季、どこでプレーするのだろうか。