米メディアが田中将大とFA最大の目玉投手を比較

田中の活躍でシャーザー獲得賛成派も増加?

 完投数は、田中が上回る。シャーザーは今年初めて完投し、これがキャリア唯一。一方、中4日のメジャーに比べ、主に中6日と登板間隔の長い日本で活躍してきた田中は計53試合で完投していることに触れている。

 また、田中がメジャー先発18試合の時点で、右肘靭帯部分断裂による戦線離脱を余儀なくされた点を指摘。一方、シャーザーは中4日のメジャーの登板間隔で、プロのキャリアを通じてコンスタントに投げ続けていることを紹介している。

 ヤンキースは、昨オフの時点でメジャーでのキャリアがゼロだった田中に7年の大型契約を与え、選手側が4年後に契約を破棄できる「オプトアウト」のオプションも盛り込んだ。これについて、記事では「通常ではあり得ないギャンブルだ」と指摘している。

 田中獲得という賭けに出たヤンキースが、よりリスクが少ないであろうシャーザー獲得に乗り出さないはずがない、というのが執筆したヤンキース担当記者のウォレス・マシューズ氏の結論。インターネット上の「シャーザーを獲得するべきか?」というアンケートでも、現地時間3日時点で75%が「YES」に投票している。

 シャーザー獲得に賛成派が多いのは、田中が今季前半戦で鮮烈な活躍を見せ、結果を残したことも大きいのかもしれない。担当記者もファンも、ヤンキースがシャーザー争奪戦に参戦し、田中とのダブルエース体制を敷くと予想しているが、実現する可能性はあるのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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