青木宣親の去就はいつ決まる? 野手FA市場の動き早く、今月中に決着も

オリオールズも本腰? 複数球団が候補に

 ロイヤルズからフリーエージェント(FA)となった青木宣親外野手の獲得に、ア・リーグ東地区王者のオリオールズも本腰を入れる可能性が出てきた。今季、オリオールズの正右翼手を務め、シーズン終了後にFAとなっていたニック・マーケイキス外野手が、ブレーブスと4年総額4400万ドル(約52億8000万円)で合意したことで、完全に右翼のポジションが空いたのだ。

 オリオールズは、2003年のドラフト1巡目(全体7位)で指名したマーケイキスとの再契約を見据えながら、青木を獲得候補に挙げていると報じられていた。ただ、ジェイソン・ヘイワードをカージナルスに放出し、外野のポジションに空きが出ていたブレーブスがマーケイキスを争奪戦の末に獲得。これでオリオールズの選択肢が1つ減り、青木獲得に動く可能性が膨らんだことは間違いない。

 青木については、すでにレッズが「トップターゲット」として獲得を目指していると報じられている。さらに、ロイヤルズが狙っていたトリー・ハンター外野手(タイガースからFA)がツインズに復帰したことで、古巣も青木との再契約に力を注ぐ可能性が出てきた。ほかに、青木を獲得候補に挙げている球団として、ホワイトソックス、カブス、レンジャーズ、ブルージェイズ、タイガースなどの名前も挙がっている。

 今オフのFA市場は、野手の動きが早い。先発として確かな実績を誇るマックス・シャーザー(タイガース)、ジョン・レスター(アスレチックス)、ジェームス・シールズ(ロイヤルズ)の「ビッグ3」の去就が決まらず、鈍い動きとなっている投手市場とは対照的だ。

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