中日・大島は史上8例目の年俸調停で決着も “落合流”更改交渉は健全か否か
契約更改交渉が難航する大島
中日・大島洋平外野手(29)の契約更改交渉が難航している。
今月5日に2度目の交渉を行ったが、前回提示額から上積みがなかったとして再び保留。大島と球団側の主張は平行線をたどり、次回交渉でも決着は難しい状況だ。史上8例目の年俸調停(参稼報酬調停)が現実味を帯びてきた。
事の発端は11月22日に行われた第1回交渉だ。推定で1775万増の年俸7400万円を提示されたが、サインはしなかった。昨年のオフに落合GMが就任して以降、初の保留者となったことで大きな注目を集めた。
大島は打率2割4分8厘と低調だった昨年、7500万円から減額制限ぎりぎりとなる25%減の5625万円で更改した。しかし、今季は141試合に出場。打率3割1分8厘、28盗塁、186安打とリードオフマンとして申し分のない成績を残し、外野手で2年ぶり3度目のゴールデングラブ賞も受賞した。それにも関わらず、今回のアップ額が、下げられた1875万円にも届かなかったことが、保留の大きな要因となっている。