ヤンキース守護神はホワイトソックスへ アスレチックスの先発右腕とW獲得
ホワイトックスは一躍、優勝候補に?
今季、ア・リーグ中地区4位に終わったホワイトソックスが、ヤンキースからFAとなった守護神デビッド・ロバートソン投手と、アスレチックスのジェフ・サマージャ投手を獲得することが明らかになったと、8日(日本時間9日)に米複数メディアが報じた。
ロバートソンは昨季限りで引退した伝説のクローザー、マリアノ・リベラ投手の後継者として大役を託され、今年63試合に登板。4勝5敗39セーブ、防御率3・08と活躍し、黒田博樹投手や田中将大投手の白星獲得をアシストした。
今年の年俸は521万5000ドル(約6億2500万円)だったが、ホワイトソックスとは4年総額4600万ドル(約55億2000万円)と倍増以上の条件で合意。ロバートソンと再契約交渉を行っていたヤンキースはクオリファイング・オファーを出していたために、ホワイトソックスからドラフト指名権を手にすることになる。
一方、今夏に大型トレードでカブスからアスレチックスに移籍したサマージャに関して、アスレチックスとホワイトソックスはクラブ間合意に達しており、ホワイトソックス側はマーカス・セミエン内野手らを放出することになるという。
ホワイトソックスは新人王に輝いたキューバの大砲、ホセ・アブレイユ内野手と、サイ・ヤング賞候補の投票で3位に選出された変則左腕で「コンドル」の異名を持つクリス・セール投手という投打の大黒柱が来季も健在だが、実力者の投手2人の獲得で一躍、優勝候補の一角に浮上したと言えそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count