青木宣親の獲得にも影響? レッズがトレードで外野手を補強する可能性が浮上

「そうならないことを願っているが、そうなるかもしれない」とGM

 ロイヤルズからフリーエージェント(FA)となった青木宣親外野手の獲得を狙っているレッズのウォルト・ジョケッティGMが、補強の最重要ポイントとなっている左翼手獲得のために、先発投手をトレードに出す可能性があることを明らかにした。

 レッズは青木サイドと交渉を続けているが、支出削減を目指しており、左翼手補強の代わりに選手を供出することで、人件費を抑制することが狙い。苦肉の策としてトレードを選択した場合、FAの青木を獲得する可能性は低くなる。MLB公式サイトが「ジョケッティが投手を放出する可能性を認める」との見出しで報じている。

 記事によると、サンディエゴで行われているウィンターミーティングに出席しているジョケッティGMは8日(日本時間9日)、先発投手をトレードに出して左翼手を獲得する可能性を質問されると、こう答えたという。

「そうならないことを願ってはいるが、そうなるかもしれない。(先発投手を)放出せずに済むことを私は願っている。そうはならないと思うが、何か動くためにまず人件費をどうにかしなければいけない」

 レッズの先発ローテーションのうち、今季20勝を挙げたジョニー・クエトをはじめ、マット・レイトス、マイク・リーク、アルフレッド・サイモンの4人が来年で契約満了。シーズン中に契約延長しなければ、オフにはFAとなる。この4人と契約延長するのか、FAとしてチームを去る前にトレードでの戦力獲得に動くのか、ジョケッティGMには選択肢が存在する。

「我々は(4投手との契約延長について)話し合いを続けている。延長が可能か、代理人と交渉を持つことになっている。まだ何も決まっていないが……。現時点で我々の現状を鑑みると、どの選手がアンタッチャブルなどとは言えない。全員(投手4人)を残留させることが我々の目標だが、我々にとって経済的に助けになるような契約にできるのなら、1人か2人(の先発投手)と契約延長したい」と強化責任者は語っている。

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