田中将大らとトリプルエース体制? ボラス代理人がヤンキースにシャーザー獲得のススメ
シャーザー、田中、ピネダでトリプルエース体制?
ピンストライプの名門が、先発投手の陣容に09年から6年連続で30試合以上に先発している鉄人シャーザーを加え、田中、ピネダとトリプルエース体制を形成する。これが、先発陣の負担と故障再発の可能性を軽減させ、2009年以来となるワールドシリーズ制覇の秘策になりうるといういうのが、ボラス氏の主張のようだ。
「ナンバー1ピッチャーになれる存在がいる。ヤンキースの動きは私には読めないが、マックスのような男は彼らの先発ローテーションにフィットし、ワールドシリーズを戦える戦力にまで先発陣を向上させることができる。彼らがかつてワールドシリーズで優勝した時のようにね」
ボラス氏はこう熱弁を振るったという。
シャーザーとボラス氏は今季開幕直後にタイガースから提示された6年1億4400万ドル(約170億円)の契約延長を固辞しており、総額2億ドルの大型契約を引き出すには、ヤンキースクラスの資金力を持つ球団に限定される。
名門球団は大型補強に打って出るのか。シャーザー、田中、ピネダの強力なトリプルエース体制は実現するのか。FA市場のもう1人の目玉だったジョン・レスター投手のカブス移籍が決まった今、シャーザーとヤンキースの動きに大きな注目が集まっている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count