上原浩治がクローザー死守を誓う 2年ぶりの世界一へ大補強にも手応え

都内でイベントに参加「クローザーの座を確保したい」

 レッドソックスの上原浩治投手が13日、来シーズンの目標として今季終盤戦に乱調から一時陥落したクローザーの座を死守することを目標に掲げ、2年ぶりのワールドシリーズ制覇に意欲を燃やした。

 この日は都内で契約するナイキ社の「ナイキ・ベースボール・クリニック」に参加。中学生の野球少年90人のうち、ピッチャーのクリニック出席者に熱い指導を展開した右腕は、今季ア・リーグ東地区最下位に終わった名門のストーブリーグでの大補強に手応えを感じていた。

「とにかく1年間きちんと投げるというのが最低限の目標。今、チームがすごい補強していますから、その波に乗り遅れることなく、きちんとクローザーの座を確保したいと思います」

 レッドソックスはフリーエージェント(FA)市場の目玉だったハンリー・ラミレス、パブロ・サンドバル両内野手を獲得。昨季途中までエースを務めていたジョン・レスター投手の争奪戦ではカブスに敗れたものの、弱点だった先発陣には3投手を次々と補強した。タイガースからリック・ポーセロ投手、ダイヤモンドバックスからウェイド・マイリー投手をトレードで獲得し、カージナルスからFAとなっていたジャスティン・マスターソン投手とも合意。今年以上の陣容とも言われ、優勝候補の一角にも推されるほどになった。

今季、6勝5敗26セーブ、防御率2・52と不振のチームで孤軍奮闘した上原だが、8月16日のアストロズ戦から6試合で10失点を喫し、シーズン終盤はクローザーの座から外れた。それでも、球団は来年4月に40歳となる上原に信頼を寄せ、オフに入ってすぐに2年1800万ドル(約21億円)で契約延長した。

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