上原浩治がクローザー死守を誓う 2年ぶりの世界一へ大補強にも手応え
「(補強は)うれしい。(ワールドシリーズを)狙える」
抜群の制球力とスプリットという圧倒的な武器を持つ上原は、来季はクローザーの地位を守り続けることを目標に掲げている。オフの効果的な補強で、リードした場面での登板機会は今季以上に増えそうな気配だ。
「(補強は)選手としては嬉しい。また(ワールドシリーズを)狙えるポジションになる。すごく嬉しい。まずは地区で勝たないといけない。地区が大変なところ。地区を制することを目標に頑張りたい」
2013年以来のワールドシリーズ進出も狙える体制となったが、激戦のア・リーグ東地区ではライバル球団も戦力アップを図っている。今年の王者のオリオールズは指名打者のネルソン・クルーズがマリナーズに移籍したが、マット・ウィータース捕手、マニー・マチャド内野手など故障者が戻って来る。3位のブルージェイズもパイレーツからFAになっていたラッセル・マーティン捕手を補強し、アスレチックスからトレードで主砲のジョシュ・ドナルドソン内野手を獲得した。資金潤沢な2位ヤンキースは例年のような派手な動きを見せていないが、ここから大補強に打って出る可能性もある。
それでも、現時点ではレッドソックスの積極的な動きが目立つ。生まれ変わった名門とともに、守護神・上原が2年ぶりの世界一を狙う。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count