「韓国のAロッド」の落札額は? イチロー超えでアジア人野手最高額の可能性も
契約は総額28億円予想も、メジャーに適応できるかは未知数?
日本からポスティングでメジャーに挑戦した野手の落札額を見てみると、姜正浩と同じ内野手では、2010年オフにツインズが西岡剛(ロッテ)に費やした532万9000ドル(現在のレートに換算すると約6億3000万円)が最高額。外野手も含めると、イチローの1312万5000ドル(同約15億5000万円)が史上最高だ。仮に姜正浩の落札額が1500万ドルとなった場合、野手のアジア史上最高額を記録することになる。
また、デイリー・ニューズでは、落札球団が姜正浩と結ぶ契約について「3年総額2400万ドル(約28億3000万円)くらいになるだろう」と予想。これは、今オフにロイヤルズからフリーエージェント(FA)となり、去就が決まっていない青木宣親外野手と同程度の査定ということになる。つまり、獲得には落札額と年俸を含め、最大で3900万ドル(約46億円)が必要になるとの見方だ。
ただ、記事では「複数のスカウトは、カンはメジャーレベルではショートでプレーできず、打撃でも適応できるか分からないと感じている」とも言及。厳しい見方をしている。
未知数の韓国人内野手にメジャー球団がどんな評価を下すのか。入札の行方が注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count