藤川、カブス時代の1/4以下の年俸で再出発 17日にレンジャーズと正式契約へ
レンジャーズと合意の藤川は年俸1億2000万円、地元メディアが報じる
レンジャーズとの契約が合意に達している藤川球児投手の年俸が100万ドル(約1億1800万円)プラス出来高になると、米複数メディアが報じた。現地時間16日(日本時間17日)に正式契約を結ぶ見込みだという。
地元紙スター・テレグラムは、加入が内定している日本人右腕について「救援右腕のキュウジ・フジカワは1年100万ドルの契約でレンジャーズと火曜日(16日)にサインする見込みだと関係者が話した」と報じた。契約には出来高と球団の契約延長オプションが付き、フィジカルチェックを残すのみとなっているとも伝えている。
藤川は2012年オフに海外FA権を行使し、阪神からカブスに加入。しかし、初年度の2013年6月に右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、リハビリを経て今年8月に復帰した。
今季は15試合を投げて0勝0敗、防御率4・85に終わり、シーズン終了後にカブスが契約延長オプションを破棄。FAとなっていた。メジャー2年間では通算27試合に登板し、1勝1敗2セーブ、防御率5.04の成績を残している。
カブスとは2年総額900万ドル(約10億円)で契約していたため、藤川の新たな年俸は1/4以下となる。それでも、メジャー契約を提示したレンジャーズ入団を決めたようだ。2008年北京五輪、2009年WBCの日本代表でチームメートだったダルビッシュ有との日本人リレーも実現するだけに、新天地での完全復活に期待がかかる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count