ヤンキースGMが田中将大の完全復活に期待 「怪我を乗り越え、問題にならなかった例もある」
キャッシュマンGMが田中の負傷に言及
ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが、右肘靭帯部分断裂からリハビリを乗り越えて復帰した田中将大投手の来季について言及した。テレビ局NBCニューヨークの「スポーツ・ファイナル」に出演し、語っている。
「我々は指折りながら無事を祈っている。彼は健康な選手として今シーズンを終えたが、公正な視点から考えれば、靭帯には小さな傷が存在するわけで、いつも不安がつきまとう」
強化責任者は現在、日本でオフを過ごしているエースについてこう話した。
開幕前に7年総額1億5500万ドル(約181億円)の大型契約で加入した田中は今季、20試合に先発して13勝5敗、防御率2.77と奮闘した。しかし、7月8日のインディアンス戦で右肘に痛みを訴えて約2か月半、戦線離脱。精密検査で靭帯に傷が発見されたが、保存療法で乗り切り、終盤戦の2試合に登板した。
ただ。再発すれば完治に1年から1年半を要する靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)は不可避な状況となる。