ヤンキースGMが田中将大の完全復活に期待 「怪我を乗り越え、問題にならなかった例もある」
メジャーでは肘靭帯の部分断裂を乗り越えた例も
実戦復帰を遂げたとはいえ、予断を許さない状況でもある田中の今後を説明するにあたって、キャッシュマンGMは肘の靭帯部分断裂を抱えながらもピッチングを続けている2人の右腕の名前を出した。来年42歳となる現メッツの鉄腕バートロ・コローン投手と、今オフにブレーブスからツインズに移籍した32歳のアービン・サンタナ投手だ。
「野球界には靭帯部分断裂を抱えながら、それを乗り越え、問題にならなかった例もある」
こう語り、田中が彼らベテランと同じ道を歩むことを期待。その一方で、キャッシュマンGMは「最終的に手術を受けるに至った選手もいたという例もある。事態を注視しなければいけない」とも語っている。
今オフは、オリオールズからFAになっていた救援左腕のアンドリュー・ミラー投手、Dバックスからトレードでディディ・グレゴリアス遊撃手を獲得し、ヤンキースからFAとなっていたチェイス・ヘドリー三塁手と再契約するなどストーブリーグで徐々に動きを見せているが、その中でも名門球団とファンは田中が来季完全復活することを期待している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count