“陥落”の中日・大島、来季1億超えなるか 克服すべき“隔年病”の壁
徹底抗戦の構えも、3度目の交渉でサインした大島
難航していた中日・大島洋平外野手(29)の契約更改交渉がようやく決着を見た。
18日に名古屋市内の球団事務所で3度目の交渉に臨み、球団提示額はこれまでと変わらなかったが、1775万増の年俸7400万円(推定)でサイン。最終的に、大島が「どちらかが折れないと終わらないですから」と大人の対応を見せた形となった。
2回目以降の交渉では落合GMは出席せず、球団側の歩み寄りもなかった。状況が一向に好転しなかった中で、年俸調停も視野に入れた徹底抗戦モードからの“陥落”。要因として、更改後の会見では夫人の後押しや地元出身で少年時代から中日ファンだったことなどを挙げていたが、西山球団代表から今季と同等の成績を挙げた場合、Bクラスでも来季は1億円の大台に乗るとの確約を得たことが大きいだろう。
来年は胸を張って交渉に臨めるか。そのために克服しなければいけないのが“隔年病”だ。