年俸376%増の又吉克樹は中日の「顔」になれるか 背負う独立リーグの夢

3億円プレーヤーにまでなれば独立リーグ時代の200倍以上に

 福留は5年目の年俸が1億2200円と1億円を突破すると、メジャー挑戦前の2007年は3億8500万円を稼ぐ選手となった。

 3人とも中日の優勝に貢献した、いわばドラゴンズの「顔」といった選手たち。活躍を続けることで、年俸3億円以上を手にした。そのそうそうたる顔ぶれに、又吉は1年目を終了した時点で続いたことになる。

 また、救援投手のくくりで見ると、岩瀬、阪神・藤川(現レンジャーズ)、巨人・山口らは、シーズン50試合登板を続けて達成し、チームの優勝に貢献。年俸だけでなく、救援投手の地位も上げてきた。先輩たちに続いて又吉も鉄腕となり、チームの「顔」、そして数億円を稼ぐプレーヤーの夢へと挑戦していくことができるだろうか。

 香川オリーブガイナーズに所属していた独立リーグ時代は月収12万円、年俸は単純計算で144万円だった。いつか中日の先輩たちのように年俸3億円以上となれば、当時から200倍以上も増額することになる。各地の独立リーグで戦う若者にも、大きな夢を与えるはずだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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