「最もお金を費やしている」のはドジャース ヤンキースを上回り総年俸1位に
今オフのヤンキースは静かな動きで、来年もドジャースが1位か
複数年契約の選手の場合、総年俸の年平均額を足した額で計算される贅沢税は、規定の1億8900万ドル(約226億8000万円)を上回ったチームが支払わなくてはならず、今年はこの2チームが対象となった。ドジャースは2年連続で超過したため、税率が超過額の17.5%から30%に引き上がった。ヤンキースは11年連続のため、税率は最大の50%となっている。
年俸総額の3位以下は、タイガースが1億8700万ドル(約223億円)、フィリーズとレッドソックスが1億8600万ドル(約222億円)、エンゼルスと世界一のジャイアンツが1億8000万ドル(約215億円)となっているという。
ヤンキース、フィリーズ、レッドソックスが高額を費やしながら、プレーオフ進出を逃したことになる。一方で、ア・リーグ王者のロイヤルズが19位、ワイルドカードゲームで敗れたアスレチックスが23位、パイレーツが27位となっており、低予算で快進撃を見せたチームもある。
ヤンキースは今オフ、静かな補強を続けており、フリーエージェント(FA)市場の目玉であるマックス・シャーザー投手の獲得などに動かなければ、来年もドジャースが1位の座を守ることになりそうだ。
※MLBの課徴金(贅沢税)は、規定の金額(1億8900万ドル)を上回った金額に、規定の税率で課税される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count