2年目の大躍進 データで見る大谷翔平の進化の理由【投手編】
リーグでも一握りの投球レベル、各球団のエースクラスに並ぶ実力
各球団の日本人エースと大谷を比べても、その内容は全く見劣りしない。大谷最大の強みの奪三振能力は、各球団のエースを上回り、さらに内野フライ・ゴロなど失点リスクを軽減させる打席結果の割合を含めても他のエースに勝るとも劣らない。
あえて課題を挙げるならリーグ平均よりも高い与四球割合だが、それを織り込んだ上での各エースとの比較でも、すでにトップクラスに位置している。仮に来季以降大谷が与四球を減らすことがあれば、2014年の金子千尋(オリックス)や24勝を挙げた2013年の田中将大(当時楽天・現ヤンキース)並みのレベルに達する。入団2年目で球界トップをうかがう位置まで駆け上がっているのである。