パドレスが黒田博樹への21億円超オファー認める 「真剣にあたっていた」

地元紙が球団関係者の話を紹介、広島との17億円差オファーを裏付け

 ヤンキースからフリーエージェント(FA)となり、広島復帰を決めた黒田博樹投手に対して、パドレスが年俸1800万ドル(約21億7000万円)以上の“真剣オファー”を出していたと地元メディアが報じた。関係者の話として、地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」が伝えている。

「球団関係者によると、先週、39歳の右腕が広島カープへの帰還を選ぶ前、パドレスは黒田との契約(交渉)に真剣にあたっていた。パドレスのオファーはドジャースやヤンキースにも勝る1800万ドルに及ぶと報じられていたが、関係者によると“少し高い”ようだ」

 記事ではこう伝えられている。日本の一部メディアで報じられていたパドレスからの1800万ドル規模のオファーを、地元紙が裏付けた形だ。

 広島との来季契約は年俸4億円プラス出来高(推定)とされており、黒田は最大で17億円以上もの金額差があったにも関わらず、古巣を選んだことになる。

 今オフ、数々の補強を成功させているパドレスだが、黒田争奪戦には勝てなかった。広島への愛を貫いた右腕の「男気」は、本物だった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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