イチローはなぜ圏外? MLB歴代ベスト100漏れに米記者が“異論”
ESPNが禁止薬物使用疑惑のある人物も含めた独自のランキングを発表
今年のアメリカ野球殿堂入りの発表に合わせて、ESPNが独自に歴代のMLB選手ランキングを発表した。ここに将来の殿堂入り確実と言われているイチロー外野手が入っておらず、分析原稿に定評のある同社のデビッド・スコーエンフィールド記者がその理由に言及している。
ランキングは現役選手も含めたベスト100で、薬物使用疑惑のある人物も含まれている。本家の殿堂入り投票では、今年もバリー・ボンズ、ロジャー・クレメンスら圧倒的な実績を誇りながら“グレーゾーン”にいる人物に票が集まらず、あえなく落選となっただけに、ひと味違うメンバー構成となっている。
例えば、1位はベーブ・ルース、2位はウィリー・メイズと続くが、3位にはボンズが名を連ねた。さらに、クレメンスも7位とトップ10入りしており、現在のMLBで最もダークなイメージが強いアレックス・ロドリゲスは現役最高の23位と、薬物使用疑惑のある選手が上位に顔を出している。
イチローはこのベスト100に入るような実績を残していないのか。スコーエンフィールド記者は、このランキングについて説明する原稿で「イチローはどこ?」という項目を作っている。