ア・リーグの先発ローテNO.1はマリナーズ 岩隈久志の活躍は当然?

MLB屈指の実力者であるヘルナンデス、岩隈については説明の必要なし?

「サイ・ヤング賞の投票で2位以内に3度入ったフェリックス・ヘルナンデス、そして2014年は2013年よりもFIP(fielding independent pitching)を改善させたヒサシ・イワクマについて、私たちは全てを知っている」

 寸評では、マリナーズが誇る「2枚看板」について、こう言及。岩隈の実力は、もはや説明する必要がないほどにメジャーで知れ渡っている。

 FIPとは、運や守備力の影響を排除し、投手の純粋な能力をはかるセイバーメトリクスの指標。メジャーでは、防御率より重視されることもある。岩隈は14勝6敗、防御率2.66の好成績を残し、サイ・ヤング賞投票で3位に入った2013はFIPが3.44だったが、15勝9敗、防御率3.52だった昨年は3.25と向上。防御率は下がったものの、寸評で触れられている通り、その投球内容は高く評価されていた。

 記事では、むしろ3番手以降のジェームス・パクストン、新加入のJ・A・ハップ、ロエニス・エリアスへの期待が高いことを強調。ヘルナンデス、岩隈がメジャートップクラスの投球を見せるのは、もはや当然と見られている。

 続く5位は、若手投手陣の台頭が著しいメッツ。昨季の新人王ジェイコブ・デグロム、トミー・ジョン手術からの復帰が待たれる若きエースのマット・ハービーら、実力者が揃う。

 6位にはタイガースが入った。マックス・シャーザーがフリーエージェント(FA)となったが、デビッド・プライス、ジャスティン・バーランダー、アニバル・サンチェスが健在で、新加入のアルフレド・サイモン、シェーン・グリーンも計算できる。ただ、同じア・リーグではマリナーズよりも下と見られている。

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