イチローの去就問題に影響も　移籍先候補から移籍先候補にGMが“移籍”？

イチローを高く評価するデュケットGM「41歳でも高いレベルでプレーできると信じている」

　突如、去就問題が浮上した敏腕の強化責任者は、日本が誇る41歳の安打製造機を高く評価している。ボストン・グローブ紙は「デュケットは左打ちの外野手とリリーフ投手を補強しようとしている。彼はイチロー・スズキが41歳という年齢でも高いレベルでプレーできると信じている」とオリオールズの補強戦略について報じている。

　オリオールズは、FAでブレーブスに移籍したニック・マーケイキス外野手、マリナーズと契約した昨年の本塁打王ネルソン・クルーズ外野手の穴をまだ埋めていない。イチローを高く評価するデュケット氏だが、ブルージェイズからFAとなっているコルビー・ラスマス外野手、ロイヤルズからFAとなっている青木もリストアップしていると地元メディアで報じられている。

　その一方で、ブルージェイズもメルキー・カブレラ外野手がFAでホワイトソックスに移籍した影響から外野手の補強に動いており、イチローと青木の名前が以前から獲得候補に挙がっていた。

　イチローと青木の去就問題は越年し、すでに長期化の様相を呈している。新天地候補のオリオールズとブルージェイズの間でキーマンとなるデュケット氏の動向は、2人の去就に大きな影響を与えそうだ。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count