“黒田キラー”は誰? 広島復帰を決めた右腕を得意としていた打者たち
高橋由伸も相性抜群、過去の対戦成績は今シーズンに反映されるか
さらに、巨人の高橋由伸は119打数36安打の打率3割3厘、13本塁打、31打点をマークしている。黒田が最もホームランと打点を喫している選手だ。高橋は黒田よりひとつ年下だが、日本球界を沸かせた同世代の対決には注目が集まりそうだ。
もちろん、対照的に打率が0~1割台の選手もいる。しかし、これらはすべて2007年までの話。それぞれの選手達は年を重ね、進化も遂げた。黒田自身も渡米後はピッチングスタイルを大きく変えており、再び日本に戻ってからどんな投球を見せるかは分からない。8年前までのデータが2015年に反映されることはないかもしれないが、今シーズンの戦いで一つの物差しにはなるだろう。
過酷なメジャーの世界を生き抜いてきた黒田が勝つのか。それとも、相性そのままに“天敵”たちがバリバリのメジャーリーガーだった男を打ち崩すのか。一つの楽しみであることは間違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count