青木宣親は世界一球団を「強くする」 地元紙がジャイアンツ加入を歓迎

「アオキはメジャーで最も絵になる男の候補に毎年選出されている」

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青木宣親【写真:田口有史】

 外野にはグレゴール・ブランコもいるが、故障がちのアンヘル・パガンの控えという見方を示し、青木がレギュラーになると分析している。

 名将ブルース・ボウチー監督も青木獲得における様々なメリットを理解しているという。「丈夫で堅実なヒッター(通算打率2割8分7厘)であまり三振せず、左腕も苦にしない(昨年対左腕の打率3割6分3厘)。鋭い広角のバッティングで相手の守備陣を警戒させる」と、記事では青木の長所を指摘している。

 さらに「日本の左打ちの打者の多くが模倣する1960年代の伝説のパワーヒッター、サダハル・オー(王貞治)のよう」と青木の大きく右足を上げる打法についても紹介。原稿の最後は「アオキはメジャーで最も絵になる男の候補に毎年選出されている。特筆すべき表情の様変わり、そして、ねじれるような身体の動きは実に印象深い。飽きさせないだろう。リスクもほとんどない。そして、彼は少しだけジャイアンツを向上させる」と好意的に締めくくられている。

 ワールドシリーズ王者を少しでも進化されることができるのは、青木ならではかもしれない。2年連続の世界一を目指す強豪から、貴重な戦力として歓迎されていることは確かだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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