本塁打増へ、ソフトバンク柳田悠岐に2つの“武器”
スイングの軌道を修正、理想は金本氏や稲葉氏
「自分の感覚で(打球に)角度がつくというのが分かってきている。あとは実戦でどうなるかが課題」
昨季までの柳田は、バットを外からかぶせるようにスイングすることがあった。そうやってとらえた打球にはドライブ回転がかかり、フェンス手前で失速していた。
そこで、自主トレ期間中はスイングの軌道修正に着手。インサイドアウトを意識し、ヘッドを立たせてスイング。ボールを切るような感覚でミートし、打球にバックスピンをかけることが狙いだ。元広島、阪神の金本知憲氏、日本ハムの稲葉篤紀氏が理想だという。
「体は出来上がっている。結構いいと思います。期待はされていると思っているので、期待に応えるようにやるだけです」
体の仕上がり具合には、自信をにじませる。2月1日からのキャンプでは、バットを振り込み、新しいスイングを体に染み込ませていくことになる。果たして、どこまで化けるのか。底無しのスケールを誇る柳田の2015年から目が離せない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count