ヤンキースGMが田中将大の右肘手術を危惧? 「完全な推測ゲーム」
「田中がケガをする前の状態に戻れることを期待している」
ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが、右肘靭帯部分断裂からのリハビリを乗り越えた田中将大投手が今後トミー・ジョン手術を受ける可能性について「遅かれ早かれ、かもしれない」と語っている。MLB公式サイトが「Aロッドのサラリーがヤンキースの動きを制限する」という記事の中で伝えている。
ヤンキースの強化責任者は、ニュージャージー州のラジオ局「WPAT」に出演。今季のヤンキースの様々なテーマについて語ったが、エースとしての期待を集める田中の懸案事項についても状況説明した。昨年7月8月のインディアンス戦後に負傷が発覚した右肘について「何の保証もない」と再発の危険性を語っている。
「彼は間違いなくどこかのポイントでトミー・ジョン手術が必要になるかもしれないし、それは遅かれ早かれ、という状況かもしれない。だが、我々にはそれは分からない。完全な推測ゲームだ。彼はシーズン終盤2試合に先発したが、(今後)何が起こるか予想することは難しい。我々は彼がケガする前の状態に戻れることを期待している」
自身の腱を移植し、患部を再建するトミー・ジョン手術を受ける可能性について、こう説明している。
デビューイヤーの昨季は13勝5敗、防御率2.77という成績を残した田中には、ピンストライプの名門のエースとしての働きが求められている。キャッシュマンGMは右腕が肘に抱える不安を直視しながらも、快刀乱麻のピッチングを続けた故障前の姿へと完全復活することを期待していた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count