マーリンズが本気で検討 強化責任者が認めたイチローの一塁挑戦プラン
イチローの打席数を増やし、チームの弱点を強化する一石二鳥のプラン?
ヒル内野守備コーチの揺るぎない指導実績と圧倒的な手腕は、41歳にして初となるイチローの一塁挑戦を後押しすることになるかもしれない。
一方、チームにとっても弱点強化策となる。現時点で予想されているロースター25人で、一塁手として戦力になりそうなのは、ジャイアンツで昨年のワールドシリーズ制覇に貢献した強打者マイケル・モースのみ。バックアップも必要だ。
「我々はモースを獲得したけれど、彼はイチローのことをよく知っている。シアトル時代にプレーしていた、いい友達と聞いている。フロリダ州ジュピターで行われるスプリングトレーニングが本当に楽しみなんだ」
ヒル強化担当責任者はこう語っている。そして、新たなユニホームに袖を通すイチローの意欲について、とてもポジティブに捉えていることも明かす。
「彼は勝ちたがっている。我々のチームが保有しているタレントについても認識している。その一方で、選手が162試合に出場するわけではないことも理解している。それでも、彼は純粋にチームの勝利に貢献したいと話していた。どんな形でもね」
レジェンドのプレー機会を増やし、チームの補強ポイントも補う一石二鳥の一塁起用案は実現するのだろうか。スプリングトレーニングから、イチローに大きな注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count