オガンドがレッドソックスと契約合意 上原、田澤と必勝リレー形成へ
すでにメディカルチェックもパス、2人の日本人救援投手につなぐ7回担当に
レンジャーズからフリーエージェント(FA)となっていたアレクシー・オガンド投手が、レッドソックスと契約合意に達したと、地元紙「ボストン・グローブ」のニック・カファルド記者が自身のツイッターでレポートしている。
ドミニカ出身の右腕は、年俸150万ドル(約1億7600万円)の1年契約に合意し、すでにメディカルチェックもパスしたという。
2010年からレンジャーズで活躍したオガンドーは先発、セットアッパーなどで貢献。ダルビッシュ有投手とともに投手陣を支えたが、昨年6月に右肘を痛めて故障者リスト入りしていた。負傷の影響で昨年は大崩れすることが多く、防御率は6.84と膨れ上がっていたものの、レンジャーズでの5年間の通算成績は28勝16敗4セーブ。通算防御率は3.35と優秀な数字を記録している。
カファルド記者は、オガンドがレッドソックスのブルペンで7回担当になると分析しており、8回はセットアッパーの田澤純一投手、9回は絶対守護神の上原浩治投手と必勝リレーを形成することが期待される。上原はレンジャーズ時代にもオガンドとチームメートだった。
2011年に平均97マイル(約156キロ)を記録した速球は、過去2シーズンは93.5マイル(約150.5キロ)まで落ち込んでいるというが、肘の故障が完治してかつての球速が戻れば、巻き返しを目指すレッドソックスのブルペンは一気に強化されることになる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count