スーパーボウルMVPのブレイディはMLB入り目前だった!?

歴史に名を残すQBをMLB公式サイトが特集、高校時代に捕手としてドラフト指名も受けていた

 1日に行われた第49回スーパーボウルで自身4度目の優勝を果たしたニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディが、メジャーリーグでキャッチャーとして通用する素質の持ち主だったと評価されている。MLB公式サイトが報じた。

 37歳の司令塔は、殿堂入りを果たしている名QB、ジョー・モンタナ氏(49ersなどで活躍)のスーパーボウルでの記録を抜く、通算13タッチダウン(TD)パスを記録。さらに自身3度目のMVPに選出されるなど、アメフト史上に名を残す偉業を達成した。

 そんなスーパースターは、故郷カリフォルニア州サンマテオのジュニぺロ・サラ高校時代にQBとしてすでに頭角を現していたが、左打ちのキャッチャーとしても将来を嘱望されていたという。尊敬するアスリートは昨年限りで現役引退した元ヤンキースのデレク・ジーター氏と今でも語っているほど、実は野球を愛している。

 強打者バリー・ボンズ氏の出身校でもある同校で、アメフトと野球の二足のわらじを履きながら活躍したブレイディは、QBを志して1996年にミシガン大に進学。ただ、その前年の1995年のMLBドラフトで、モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)から18巡目指名を受けていた。身長193センチという恵まれた体格に加え、今と同じように異様なまでに冷静さを誇っていた若き日のブレイディは、エクスポズのスカウトの目に鮮烈に焼きついたという。

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