マリナーズ史上最高の契約にイチロー 「数えきれないハイライトを見せた」

イチローがMVP&新人王に輝いた2001年はマリナーズ史上最高のチーム、大魔神の名も

 マーリンズのイチロー外野手が2001年にオリックスからマリナーズに加入したことが、球団史上最高の契約に選出されている。地元テレビ局「CBSスポーツ」が「マリナーズ、フランチャイズ史上最高と最悪」との見出しで特集している。

 1977年に創設されたマリナーズは、トロント・ブルージェイズと並びア・リーグでは2番目に若い球団で、プレーオフ出場はわずかに過去4度。MLB30球団でワールドシリーズ出場を果たしていない2球団のうちの1つだ。ただ、特集では「それでも多くのいいことは起きてきた」として、シーズン、監督、選手、トレード、契約などの史上最高・最悪を選出。イチローは「最高の契約」で選出されている。

 まず紹介されているのは「史上最高のチーム」で、選出されたのはイチローが加入した2001年シーズン。特集では「衝撃の116勝46敗、得失点差が(プラス)300というものだった」と圧倒的な強さを振り返っている。

「怪物アレックス・ロドリゲスが前年のオフに超大型契約でレンジャーズに移籍した後も、このグループの楽しみは増した。エドガー・マルティネス、マイク・キャメロン、ブレット・ブーン、ジョン・オルルッド、そして、ア・リーグMVPのイチロー・スズキ。(チーム成績は)安打、得点、盗塁、打率、出塁率でリーグトップだった」

 このように打撃陣の充実ぶりを指摘し、名手揃いの中で、メジャー1年目に衝撃的なパフォーマンスを見せたイチロー外野手についても特筆している。

 記事では2001年のチームの投手陣の優秀さについても言及。先発ローテーションの充実ぶりを讃えつつ「ノーム・チャールトン、ジェフ・ネルソン、アーサー・ローズ、カズ・ササキというブルペンも素晴らしかった。ア・リーグのチーム防御率トップで被安打も最小だった」と、『大魔神』佐々木主浩投手をクローザーとした救援陣が絶賛されている。

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