グリエルがソロ弾、セペダが大会MVP NPB勢の活躍でキューバが55年ぶりV
カリビアン・シリーズ決勝でグリエル、デスパイネ、セペダ、メンドーサが大暴れ
キューバのチームの一員としてカリビアン・シリーズに出場していたDeNAのユリエスキ・グリエルが8日(日本時間9日)、プエルトリコのサン・ファンで行われたメキシコのチームとの決勝戦でソロホームランを放った。チームは3-2で勝利。また、今大会打率4割7分1厘、7打点と活躍した巨人のフレデリク・セペダが大会MVPに。NPB所属の選手が、キューバチームの55年ぶりの同大会優勝に貢献したことをMLB公式サイトが報じている。
「3番・二塁」で先発したグリエルは、2-1のリードで迎えた8回表、2番手投手のフアン・デルガディージョからレフトスタンドにホームランを叩き込んだ。その裏に相手打線の連打で1点を返されたため、結果的にキューバチームに優勝をもたらす一発に。メジャー球団からの評価が高まっているグリエルは、4打数2安打1打点2得点の活躍だった。
1回表にはNPBトリオの活躍で先制点を奪取。グリエルが2死から内野安打で出塁すると、ロッテのアルフレド・デスパイネがライト前ヒットで続き、セペダがセンターへの先制タイムリーを放った。
デスパイネは3打数2安打と活躍。前日のベネズエラとの準決勝で4安打5打点と大活躍だったセペダも、先制打を含む4打数2安打1打点と好調ぶりをアピールした。投手では、8回途中から巨人のヘクター・メンドーサが3番手で登板。1回1/3を1安打無失点1奪三振の好投でセーブを挙げた。
打線は3人がそろってマルチヒットを記録し、メンドーサも“胴上げ投手”になるなど日本でプレーする選手たちが大暴れ。昨年、54年ぶりに同大会に出場し、今回が復帰2年目となったキューバチームの1960年大会以来となる優勝に大きく貢献した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count