巨人・セペダがMVP獲得 キューバの55年ぶりVに「とても嬉しい」
カリビアン・シリーズ決勝で“日本勢”が大活躍
8日にプエルトリコで行われたカリビアン・シリーズ決勝戦でキューバチームがメキシコのチームに3-2で競り勝ち、優勝を決めた。キューバの優勝は1960年大会以来、55年ぶり。巨人のフレデリク・セペダ外野手が大会MVPに選出された。試合後の喜びの表情をESPNスペイン語版が伝えている。
「僕にとって初めてのカリビアン・シリーズで起きたことをとても嬉しく思う。個人の活躍よりもチームが勝ったことが一番重要なんだ」
MVPに選ばれたセぺダはこう話して喜びを爆発させたという。この日は「5番・指名打者」で先発。前日の準決勝ベネズエラ戦で4安打5打点と大暴れしていたが、この日も2安打とバットは火を吹いた。先制打を含む4打数2安打1打点と活躍。大会通算でも打率打率4割7分1厘、7打点と優勝に大きく貢献した。
セぺダのみならず、巨人のエクトル・メンドーサ投手が8回2死からクローザーで登場。1回1/3を投げ、1安打1三振、無失点の好投を見せた。
決勝戦で貴重なセーブを挙げた右腕は「大会の序盤はバッターに当たりが出ていなかった。連打もなかったが、オフの日に修正点を分析して、チームの顔つきも変わった。キューバの人々にこの勝利を捧げたい」と語っている。
DeNAのユリエスキ・グリエル内野手も8回に貴重なソロホームランを放つなど、4打数2安打1打点と結果を残し、ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手も3打数2安打と奮闘。昨年NBPにやってきたキューバ勢がその実力をいかんなく発揮した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count