FA市場”最後の大物”がパドレスと合意 シールズが4年93億円で契約へ
イチロー加入のマーリンズは争奪戦に敗れる
イチロー外野手が加入したマーリンズ、カブスという今年のプレーオフ進出を狙うチームも争奪戦を展開していたが、シールズにとってパドレスは地元の球団だった。右腕は本拠地サンディエゴのランチョサンタフェ在住で、ペトコパークも通勤圏内。西海岸でプレーしたいという希望を持っていることも、決断の後押しとなった模様だ。
昨年、77勝85敗でナ・リーグ西地区3位に終わったパドレスだが、新GMに就任したA・J・プレラー氏が大補強を展開。ドジャースからマット・ケンプ外野手、ブレーブスからジャスティン・アップトン外野手、レイズからウィル・マイヤーズ外野手を獲得し、外野手のレギュラーを一新した。さらに、アスレチックスからデレク・ノリス捕手、レッドソックスからウィル・ミドルブルック内野手も補強。ここにシールズも加え、陣容を一気に強化した。
ナ・リーグ西地区は、昨季首位の強豪ドジャース、同2位からワイルドカードでワールドシリーズ制覇まで駆け上がったジャイアンツが覇権を争う厳しいディビジョンだが、衝撃の大補強に打って出たパドレスが優勝争いに割り込もうとしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count