各球団のスコアラーが早くも警戒 「007」の目に留まった新加入の選手は?

阪神、DeNAではルーキーに警戒が集まる

 外国人選手では、前アストロズのヘスス・グスマン内野手も目立っている。決して一発を狙わないセンター中心の打撃ができ、ミート中心でヒットを量産する気配がある。古くは横浜のローズ、最近では中日のルナのように打率を稼ぐタイプのようで、他球団は警戒を強めている。

 阪神を視察していた「007」たちの目を引いたのは、ドラフト3位ルーキーの江越大賀外野手。9日のシート打撃では、左腕投手から左中間へホームランを放った。駒澤大学時代から巨人の長野久義に憧れ、センターから右方向へ大きな打球を打てるリストの強さも大学球界トップクラスだった。プロのキャンプでもその実力をいかんなく発揮。あるスコアラーは「いい打球だった。直球に強い印象がある」と新戦力の台頭をその目で確認していた。

 DeNAは地元の横浜高校から創価大、日本新薬へと進み、ドラフト3位で入団した倉本寿彦内野手が注目を集めている。各球団のスコアラーが「思った以上に打球が飛んで驚いた」と評価。シュアな打撃をする内野手かと思いきや、パンチ力を兼ね備えていた。一本足打法からの打球の飛距離は十分。打撃の中に柔らかさも持っており、打率も残せそうだとして今から警戒されている。

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