巻き返しは? ダルビッシュ、藤川のレンジャーズはMLB25位の低評価
「ダルビッシュとホランドに続く、先発ローテーションの不安定さを見過ごす訳にいかない」
「成績向上の見込まれる選手」としては「昨年、選手の故障者リスト入り累計日がメジャー最高を記録したレンジャーズなので、あなた(読者)が怪我人の誰かを選ぶべし」としている。
「成績下降の危惧がある選手」は35歳のチームリーダー、エイドリアン・ベルトレ内野手。昨季は打線が低調な中、148試合出場で打率3割2分4厘、19本塁打、77打点と気を吐いたが「明確な候補者はいないが、ベルトレは近年、加齢の影響を見せはじめている。ホームランは3年連続30本以上だったのに19本まで落ちた」と指摘している。
総評としては「レンジャーズは2014年に64選手を試合で起用するという退屈なシーズンを送った。ピッチャーに至ってはミッチ・モアランド、J・P・アレンシビア、クリス・ヒメネスを含めるとしたら40人だった。これは現実なのか?」と故障者の連鎖をまず特筆。大量得点差でリードされた試合では、モアランドら野手3人を投手役として投入したことにも言及している。
「確かに、2014年のような大惨事は簡単に否定できる。だが、ユウ・ダルビッシュとデレク・ホランドに続く、先発ローテーションの不安定さを見過ごす訳にいかない。ガヤードの奪三振率は過去2年低下した上に、ラインナップの充実したア・リーグ西地区で、ライト方向へのフライがよく飛ぶ球場に移籍してきた。4番手、5番手の座は誰でもつかめる状態だ」
総評ではダルビッシュ、ホランドの実力者に続く、先発ローテーション3番手以降を不安視。右投手のガヤードはア・リーグ西地区に移籍し、苦しむ可能性があるという。また、先発4、5番手は明確な候補者不在であるのが現状だとも指摘している。