中日の“理系男子”が守護神定着も 野球界の秀才はロッテ田中だけじゃない
「ドラゴンズを背負って立つ投手に」プロ入り時の目標に向かって着実に歩みを進める右腕
シーズン途中から抑えも務め、2勝4敗11セーブ32ホールド、防御率1.81。好成績を残し、今季はプロ野球記録の通算402セーブを誇る岩瀬から守護神の座を奪うことも期待されている。
球界の高学歴選手といえば、東大出身で中日の球団代表を務めた井手峻や、昨年はソフトバンクの球団統括副本部長だった小林至など、引退後にフロント入りするケースが多い。球団側が「第2の人生」も見据えて獲得するような風潮もあった。
だが、福谷は「何年後かにドラゴンズを背負って立つ投手になる」と、プロ入り時に掲げた壮大な目標に向かって着実に歩みを進めている。田中とともに、話題性が先行しがちな高学歴プロ野球選手の概念を変える活躍を期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count