京大ルーキー、田中が“無失点デビュー” 「第一歩をいい形で踏み出せた」
ロッテの新人右腕がプロ初の対外試合に登板、最速147キロで自己採点は「80点」
京大から初のプロ野球選手となったロッテのドラフト2位ルーキー、田中英祐投手が広島との練習試合(コザしんきんスタジアム)で対外試合に初登板した。5回から2番手でマウンドに上がり、2回3安打3奪三振の無失点で“プロデビュー”。直球の最速は147キロだった。
「フワフワしている感じがあった」という5回はいきなり連打を浴び、無死1、2塁とピンチを招いた。しかし、1死から一塁走者を牽制で刺すなど無失点。これで落ち着きを取り戻した。
6回は「何とか自分の投球が出来た」と好投。2死から同じルーキーの野間にツーベースを浴びたが、続く上本はスライダーで空振り三振に仕留めた。スライダーは切れ味がよく「1つの武器になると手応えを感じています」と自信になった様子。この回のアウトはすべて三振で奪い「とりあえず、ゼロで抑えられたことが良かったと思います」と話した。
「打たれるのは仕方がない」と臨んだ初の対外試合。四球はなく、6回は納得の投球が出来たとあって「80点です」と自身に合格点を与えた。
「プロのチームに投げることは今までなかったので、第一歩をそれなりにいい形で踏み出せたかな」
京大からプロ野球の世界に飛び込んだ右腕が、実力の世界で確かな手応えを掴んだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count