イチロー効果にマーリンズ番記者が目を見張る 「あまり見られなかった光景」
米記者が見たイチローの始動、「まだ長く現役でプレーできることを証明する動き」
MLB公式サイトで2002年からマイアミ・マーリンズの番記者を務めているジョー・フリサロ氏はキャンプ初日を迎えたイチロー外野手に熱い視線を送り、「肩の仕上がりは良さそう。打撃練習でもしっかりと広角に打ちわけていた。まだ長く現役でプレーできることを証明する動きだった。チームメートとも打ち解けていたようだし、順調に滑り出したようだ」と評価した。
今季のマーリンズはプラード、モース、ゴードン、イチローらが加入。積極的な補強でチーム力の強化に成功した。同氏は今季のチームに対し、プレーオフ進出への期待が高まっていると説明した。
「スタントン、オズナ、イエリッチのいるマーリンズの外野陣はリーグでベストだと言われている。そしてイチローは最高の4番手。昨季終盤にスタントンがケガで離脱するなどケガ人が出てプレーオフに一歩届かなかった。プレーオフに出るためには9人ではなく、25人の選手の貢献が必要となる。その意味でイチローが控えにいるのは大きい」
41歳のベテランの加入について、フリサロ記者はそう語った。また、全体練習後に大勢のファンがイチローにサインを求める姿を見て、「これまであまり見られなかった光景。将来の殿堂入りが確実視されているイチローの加入はエキサイティングで、チームに新しい刺激を与えている」と感心。41歳のベテランの存在がチームの起爆剤になると見ている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count