2年ぶりキャンプ参加のAロッド 「ディズニーワールドに来たみたい」
禁止薬物使用による1年間の出場停止から空けた問題児、高揚感を独特表現
禁止薬物使用問題による1年間の出場停止処分から空けたヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手が26日(日本時間27日)、フロリダ州タンパでのスプリングキャンプで全体練習に合流した。地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」が報じている。
17か月ぶりにヤンキースで活動するAロッドの一挙一動には、キャンプを取材する100人以上のメディアが厳しい視線を送っているという。
禁止薬物の使用を認めず、MLBやヤンキースのメディカルスタッフと係争状態に突入していたAロッドは、キャンプ前にハル・スタインブレナー共同オーナーや球団首脳と面会し、和解を申し出た。ファンには直筆の手紙で謝罪し、全体練習スタートの3日前(23日)にキャンプ地に登場した際には、報道陣で黒山の人だかりができたほどだったという。
その一方で、球団側はAロッドが歴代のメジャー本塁打記録を超えるごとに支払う契約となっているボーナスを、禁止薬物使用を理由に破棄しようとするなど、冷戦状態は継続中。地元記者がヤンキースのスプリングキャンプを「Aロッドサーカス」「Zoo(動物園)」と呼ぶほど、異様な雰囲気に包まれている。