2年ぶりキャンプ参加のAロッド 「ディズニーワールドに来たみたい」
「クラブハウスは世界で最も居心地のいい場所」
キャンプ前にMLB通算本塁打記録を保有する元ジャイアンツのバリー・ボンズ氏に弟子入りしたAロッドは、打撃練習でどの野手よりも鋭いスイングを披露。それでも、「打撃練習ではどんな選手だってタフで最高に見えるものだよ。意味はない。相手が95マイル(時速約152キロ)のボールを投げてきた時に何が起こるか見てみないと」と現時点のシャープな振りには意味はないと取り合わなかったという。
昨季途中に加入し、オフにフリーエージェントとなりながら契約を延長した同じ三塁手のチェース・ヘドリーには、キャンプ前に電話であいさつするなど、復帰の下準備を整えていたAロッド。久々のクラブハウスにもすっかり馴染んでいるという。
「クラブハウスというのは世界で最も居心地のいい場所なんだ。メジャーのクラブハウス以上の場所はないよね。自分にとっては世界で最も安全な場所。自分は野球をするために生まれてきた。戻って来れて嬉しいよ」
定位置は存在せず、一塁転向の可能性も浮上している。だが、復活を期すかつてのスーパースターは野球への意欲に満ちあふれていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count