マーリンズ監督がイチロー起用法に言及 「ほぼ毎試合起用する方法ある」
指揮官「ヒットが必要な場面、出塁してほしい時、イチローにはそれができる」
4番手スタートながら、最強外野手トリオの牙城を脅かす可能性もあるレジェンドの起用法については地元メディアも注目している。
記事では「イチロー・スズキに十分な打席を見つけ出すことはマーリンズのマイク・レドモンド監督にとって今季の挑戦の1つとなるだろう。だが、もしも、スプリングキャンプの序盤が指標となるなら、41歳の外野手はフィールドで重要な選手であると自ら証明できる状態に見える」と指摘している。
レドモンド監督はイチローの出場機会について、「他の選手の体調にも左右されるが、ナショナル・リーグの素晴らしさは、彼をピンチヒッターとして起用できることだ。彼が先発であろうとなかろうと、ほぼ毎試合、彼を起用する方法は存在するんだ」と説明しているという。
指名打者制ではないナ・リーグでは投手も打席に立つことになり、イチローを代打に送る機会もあるだろう。指揮官のコメントからもイチローを積極的に起用していこうとする姿勢がうかがえる。
また、これまでの現役生活の大半を不動のレギュラーとして過ごしてきたイチローについて、レドモンド監督はピンチヒッターとしての素養も口にしている。
「イチローに関して、我々が気に入っている部分の1つは彼がすごいショートスイングの持ち主であること。ベンチから代打として出場するには理想的な部分。もしもヒットが必要な場面、もしくは出塁してほしい時には、彼はそれができる。どれぐらい彼が打席に立つのか、ということは、おそらくこの要素が左右するのだろう」
ボールを確実に捉えるバットコントロールを誇るイチロー。レドモンド監督も41歳の打撃を高く評価しているようだ。メジャー通算3000本安打という金字塔まで156本と迫るイチローが今季どれぐらい打席に立つことができるのか。大きな注目が集まっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count