イチローの“新天地デビュー”に大歓声 「この日最も大きな喝采を浴びた」
マイアミ大学にとってイチローとの対戦は「ものすごくクール」
一球目は低めのボールを見逃したイチロー。その後、メジャー通算3000本安打まで156本と迫ったベテランは一度もバットを振ることなく、四球を選んだ。出塁する後ろ姿に、スタンドからは「オーライ!」という歓声とともに拍手が送られた。
イチローはノーアウト1、2塁にチャンスを広げたが、後続の7番リード・ジョンソンがショートゴロでダブルプレー。二塁で刺された。
背番号51はこの回でコール・ギレスピーと交代となり、お役御免に。だが、試合前にAP通信のティム・レイノルズ記者が「マイアミ・ハリケーンズ(マイアミ大学)がイチローと今日対戦する。ものすごくクール(freakin cool)じゃないか」とツイートするなど、デビュー戦は大きな盛り上がりを見せた。何よりも、スタンドからの大歓声がイチローのアメリカでの人気を改めて証明していた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count