田中将大の“今季初登板”は13日のブレーブス戦? 地元メディアが報じる

順調に調整を続ける右腕、注目のオープン戦初登板が決定か

 ヤンキースの田中将大投手が、12日(日本時間13日)のブレーブス戦でオープン戦に初登板すると地元メディアが報じた。順調に調整を続ける右腕の“今季初登板”に注目が集まりそうだ。

 ESPNでヤンキース担当を務めるマーリー・リベラ記者は、自身のツイッターで「タナカはおそらく3月12日の(本拠地の)ジョージ・スタインブレナー・フィールドでのブレーブス戦に先発すると、関係者が話している。まだ(正式には)確認されていない」と報告。これを受け、NBCスポーツは「マサヒロ・タナカは2015年のグレープフルーツ・リーグ(オープン戦)デビューを3月12日に飾ると予想されている」と報じた。

 また、米高級紙ウォール・ストリート・ジャーナルでヤンキース番記者を務めるダニエル・バーバリシ氏は「ジラルディ(監督)は、来週後半のどこかで田中を初めてゲームに登板させることを予定している」と自身のツイッターでつぶやいた。来週中にオープン戦初登板となることは間違いなさそうだ。

 田中は昨季前半戦に圧倒的な活躍を見せたが、7月8日のインディアンス戦で右肘靭帯部分断裂の重傷を負い、約2か月半の離脱を余儀なくされた。しかし、リハビリを乗り越えて復帰。終盤戦の2試合に登板した。

 オフには順調に調整を続け、今キャンプではブルペンでの投球練習やフリー打撃で力強いピッチングを見せている。ヤンキースはエースとして期待する田中の状態に細心の注意を払っており、地元メディアの関心も右肘に集中しているが、オープン戦初登板に向けて確実に調子は上がってきているようだ。

 昨季は長期離脱がありながらも、20試合に登板して13勝5敗、防御率2.77の好成績を残した田中。今季は初の開幕投手を任される可能性も十分にある。田中は実戦になるとさらにギアが上がってくるタイプだけに、“今季初戦”での快投に期待がかかる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY