ダルビッシュが上腕三頭筋に張り 1回12球で降板するアクシデント
オープン戦初登板も1回1安打無失点で降板
レンジャーズのダルビッシュ有投手が5日(日本時間6日)、ロイヤルズとのオープン戦に初登板し、右腕の張りで降板するアクシデントに見舞われた。MLB公式サイトは「ダルビッシュは右上腕三頭筋の張りでスプリングキャンプの先発を降板」と報じている。
ダルビッシュは1回、打者4人相手に12球を投げ、1安打無失点に抑えたところで降板した。試合前は30球から40球を投げる予定だったというが、上腕三頭筋に張りが出たために、ピッチングを切り上げた。6日に再検査を行う予定だという。
地元紙ダラス・モーニング・ニュースによると、エース右腕は通訳を介して「心配することはない」と軽症であることを強調。「今日は制球が良かった。そこまで思い切り投げたわけではない。コントロールを意識していました。球速よりもコントロールが大事だと再確認しました」と投球に手応えを示している。
この日は試合前のウォーミングアップから右腕に張りを感じていたというダルビッシュだが、予定通りに登板。先頭のアルシデス・エスコバルにライト前ヒットを浴びたものの、後続の3人を打ち取っていた。
昨年は記録的な故障者の多さで40人が公式戦のマウンドに上がったレンジャーズ。1日の紅白戦では、先発ローテーション2番手のデレク・ホランド投手も左肩の違和感で登板を回避していた。開幕投手を任される可能性が高いダルビッシュは大事を取って投球を切り上げた可能性が高いものの、今後に一抹の不安を残す事態となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count