イチローに21世紀のMLB選手3位の評価 「感銘的な10年連続200安打」

「円滑という言葉では、彼のメジャーへの適応を完璧に表現できない」

 10位は現在、メジャー最強投手と呼ばれるドジャースのスーパーエース、クレイトン・カーショー。08年デビューにも関わらず、トップ10に入った。9~7位には強打者が名を連ねる。インディアンスやレッドソックスで活躍した強打者のマニー・ラミレス、MLB通算本塁打記録を誇るジャイアンツのバリー・ボンズ、「ビッグ・パピ」の異名を持つレッドソックスのスラッガー、デビッド・オルティスと並ぶ。

 6位はブルージェイズなどで活躍し、13年に引退したロイ・ハラデイ。ヤンキースで活躍した松井秀喜氏が必ず好投手として名前を挙げる右腕だ。5位はアレックス・ロドリゲス、4位は昨年限りで現役引退した「キャプテン」デレク・ジーターとヤンキースのスーパースターが続いている。

 そして、MLB15年目のシーズンを迎えるイチローはジーターより1つ上となる堂々の3位に選出されている。記事では、キャリア通算成績の打率3割1分7厘、出塁率3割6分、通算2844本安打 112本塁打、717打点、487盗塁といった成績を紹介。そして、寸評ではイチローの偉大なキャリアをこう評している。

「オリックスブルーウェーブの9シーズンで1278安打を放った後、2001年に27歳のルーキーとしてシアトル・マリナーズに加わった。円滑という言葉では、彼のメジャーへの適応を完璧に表現できない。彼は打率3割5分、出塁率3割8分1厘、長打率4割5分7厘、56盗塁を記録し、ア・リーグの首位打者と新人王、MVPの栄誉も手にした。これが2004年の年間最多安打記録262本、打率3割7分2厘を含む、感銘的な10年連続200本安打の始まりだった」

 殿堂入りが確実視されている背番号51が27歳でメジャー挑戦後に過ごした華麗な10年間をこう評価している。

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