ダルビッシュが手術ならレ軍の2016年日本開幕戦計画が白紙に!?
ダルビッシュの決断が球団の経営戦略も大きく左右する?
だが、ダルビッシュが靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を選択した場合、復帰までに1年~1年半という長期離脱を余儀なくされる。レンジャーズの顔であり、日本生まれのダルビッシュがマウンドに立つことができなければ、大きな痛手だ。米国本土から遠く離れた極東の地で開幕戦を行い、球団の名前を広く知らしめるための旗頭を失うことにもなる。
マーリンズがイチロー外野手獲得のために球団幹部が総出で来日し、日本でメディカルチェックと大々的な入団会見を行うなど、メジャー各球団にとっても日本の市場価値は高い。日本開幕戦はレンジャーズにとっても重要なイベントとなるはずだった。
だが、開幕戦白紙によるメリットも存在するという。記事では「球団にとっては必ずしも悪いことではない。国外での開幕戦はチームのスプリングキャンプの日程に混乱を生む。開幕に向けてリズムを作ろうとしている時に選手の体に移動は大きく影響することはいうまでもない」と指摘している。
ダルビッシュは手術に踏み切るのか。いずれにせよ、その決断はレンジャーズの経営戦略も大きく左右することになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count