松坂、2度目の実戦登板は大誤算 極寒の天候によって生じた「恐怖心」
4イニングを予定も3回で降板、「どうしてもこの寒さは気になってしまう」
「故障を経験してなければ、何の不安もなく投げられたでしょうけど、どうしてもこの寒さは気になってしまう。どうしても怖さがある」
2011年に右肘を故障し、靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けている松坂。術前のレッドソックス時代には、寒さの厳しいボストンで投げていた経験があるとは言え、どうしてもケガをした右肘が気になった。
そんな状態で100%の力が出せるはずもない。躍動感は出てこず、恐る恐るのフォームになった。腕は振れず、球も走らなかった。当初の予定は4イニングだったが、「あのまま長い回を投げても仕方ない」と投手コーチとの話し合いの末に判断。3回で降板した。
シーズン開幕直後、春先の東北でも同様の気温になる可能性がある。これについても松坂は「春先に仙台で投げることがあれば、経験しておいて良かったとなるかもしれないですけど……。もう少し体が出来てから、こういう気候で投げるのと、体を作っていく段階で投げるのとでは違いはある」と言った。