イチローとチームメイトの絆も好影響? マ軍で両立しつつある才能と調和

新チームに手応えを口にするスタントン「密かな自信ってことにしよう」

 マーリンズは果たして補強の結果を実らせることができるのか――。今オフ、イチロー外野手らを獲得したマーリンズに関して、米紙がその現状を特集している。米全国紙USAトゥデイの名物記者ボブ・ナイチンゲール氏が「マーリンズは何か特別なものとなる」との見出しで報じ、今季期待できる要因としてチームの戦力と調和に着目、その一例としてイチローとチームメイトとの交流を挙げている。

 マーリンズは2012年に本拠地をマーリンズ・パークに移転。「フロリダ・マーリンズ」から「マイアミ・マーリンズ」に改名し、大型補強を敢行した。しかし、ナ・リーグ東地区最下位と惨敗し、その直後に主力選手のファイヤーセールに踏み切っている。昨季はどうにか3年連続地区最下位から脱出。だが、前年から15勝上積みも77勝85敗の4位にとどまった。

 そんな苦い過去を経験しているジャンカルロ・スタントン外野手は記事の中で「どれだけ人材を抱えたかは意味がない。クラブハウス内での調和がなければグラウンド上には浸透しないと、僕らは実感したんだ」と語っている。だが、今年のチームに関しては「密かな自信ってことにしよう」としており、手応えをつかみつつあるようだ。

 今オフ、マーリンズはマット・レイトス投手をはじめ、昨季盗塁王のディー・ゴードン、万能型野手のマーティン・プラド、強打者マイケル・モースらを補強。第4の外野手としてイチローも獲得した。記事ではその新チームに「調和」が表れ始めている様子を紹介。一例として41歳のイチローとチームメイトとの「絆」を挙げている。

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