イチローとチームメイトの絆も好影響? マ軍で両立しつつある才能と調和

「マーリンズの選手たちはイチローに引き寄せられている」

「スズキは単に彼のキャリアの中で4番目の外野手をこなしているだけかもしれないが、マーリンズの選手たちは彼に引き寄せられている」

 記事ではそう言及。同じ外野手のマルセル・オズナに日本語を教えるなど、チームメイトと密な関係を築いている様子を伝えている。

 ラテン系の選手や若手に囲まれたイチローも通訳を介して、「もし僕が18歳の時に子供をもうけたら、このクラブハウスにいられるでしょうね。でも彼らと一緒にいて、その中にいるのは楽しいです」とコメントしている。

 そんなベテランについて、ダン・ジェニングスGMも「ある日、イチローが『(オズナは)クレイジーなのか?』って聞いてきてね。『ああ、いくらかはきっとね』と答えたら笑ってたよ。23歳のラテンキッドと41歳のベテラン日本人が絆を深めているのを見るのは本当に面白いね」と語っている。

 03年以来となるプレーオフ進出を目指すマーリンズ。シーズン前の米メディアの予想でも今季躍進する球団の上位に位置するなど、注目度は高まっている。メジャー最強と称される外野陣をはじめ、新チームを構成する戦力をいかに結果へと結びつけるか。若いチームの中で、41歳のイチローが果たす役割は予想以上に大きいのかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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