将来的にはヤンキースで監督も? 松井秀喜氏が“入閣”した意味とは
「我々はできる限りのことをヒデキから学ぶことになる」
また、2つ目としては「キャッシュマン曰く、マツイの役割は発展するが、それはマツイ次第だ」としている。記事では、同GMが会見で「我々はできる限りのことをヒデキから学ぶことになる」と明かしたことを紹介。ここからも松井氏に絶大な信頼を寄せていることが伝わってくる。
3つ目は「キャッシュマンから見てマツイが最も貢献する方法は?」とされている。その上で、キャッシュマンが「彼が打撃ケージに入ったとき、本当の交流と魔法が起こるだろう」と話したことを紹介。松井氏がヤンキースに所属する選手たちへの指導を行ったとき、有望な若手に劇的な変化が起こる可能性もあると見ているようだ。
4つ目は「マツイはユニホームを着てダッグアウトに入り、チームの監督、打撃コーチ、選手たちと一緒に仕事をする」こと。ヤンキース傘下には3Aスクラントン、2Aトレントン、1Aチャールトン、1Aスタテンアイランド、ルーキリーグ・タンパといったマイナーチームがあるが、各地で松井氏の姿を見られることになりそうだ。
5つ目では「マツイは打撃のヒントを提供するだけでなく、どのようにメディアに対処するかを選手たちに説明する」ことが挙げられている。
松井氏は現役時代、どんなに調子が悪くても、どんなに叩かれても誠実にメディアに対応し、辛辣で知られるニューヨークメディアの記者からも一目を置かれていた。
ヤンキース加入初年度には、地元メディアが選出する「グッド・ガイ賞」を受賞している。これは取材に最も協力的だった選手に贈られるもので、日々の対応がいかに素晴らしかったかを表している。将来、メディアからの注目度や重圧もメジャー随一とされるヤンキースでプレーする若手選手にとって、最高のお手本となることは間違いない。